熊本県宇城市の高野山真言宗のお寺

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お寺の紹介

山 号 済度山(さいどさん)
寺 号 月輪寺(がちりんじ)
宗 派 高野山真言宗
本 尊 金剛界大日如来
脇 仏 不動明王、弘法大師



< お寺の名前について >

「済度(さいど)」とは、仏が、迷い苦しんでいる人々を救って悟りの世界に導くこと。

「月輪(がちりん)」とは満月のことですが、仏教においては仏の円満なる智慧、また、全ての人の中に本来備わっている満月の如く円明無垢な心を象徴しています。


当山にお参りに来られた方たちが心を覆う煩悩の霧を晴らして満月のように円明無垢な心を輝かせ、様々な迷いや苦しみから救われるような信仰の場にしたいという意味で「済度山 月輪寺」と名づけました。




< 高野山真言宗とは >

真言宗は仏教の宗派の一つで、平安時代初期に弘法大師空海さまによって開かれました。その教えは仏教の中でも「密教」と呼ばれる系統で、とりわけお大師さまによって体系化された真言宗の教えのことを「真言密教」といいます。真言宗は現在ではいくつかの派に分かれており、月輪寺は高野山金剛峯寺を総本山とする高野山真言宗に属しています。高野山真言宗について詳しくお知りになりたい方は、総本山金剛峯寺のホームページをご覧になってみて下さい。




< ご本尊と脇仏の紹介 >

本尊

大日如来(だいにちにょらい)は宇宙の真理そのものであり、その智慧の光はあまねく一切を照らし、その慈悲のはたらきは永遠に不滅です。真言密教のよりどころである『大日経』・『金剛頂経』というお経は、この大日如来がお説きになられました。(写真の中央の仏さま)


不動明王(ふどうみょうおう)は魔を降伏(ごうぶく)し、おとなしく従わない者を力ずくでも正しい道に導こうという、力強さと慈悲の心に満ちた仏さまです。通常は親しみを込めて「お不動さん」とお呼びしています。(写真の向かって左側の仏さま)


弘法大師(こうぼうだいし)とは真言宗を開かれた空海(くうかい)さまのことで、通常は親しみを込めて「お大師さん」あるいは「お大師さま」とお呼びしています。お大師さまは全ての生き物が仏となるまで見守っておられます。 (写真の向かって右側の仏さま)




< 住職の紹介 >

住職

稲毛裕圓(いなげゆうえん)

高野山大学 密教学科卒業
高野山大学大学院 文学研究科修士課程密教学専攻修了
高野山真言宗 大僧都
慈雲流中天相承悉曇の印可を受ける
総本山金剛峯寺の阿字観指導者養成講習会修了


昭和48年生まれ。熊本県出身。もともと家はお寺ではなかったのですが、10代の時にたまたま仏教の「空(くう)」という教えを知って仏教をもっと知りたいと思うようになり、高野山大学に行くことを決意しました。

大学に在学中の20歳の時に高野山金剛峯寺にて得度。7年間にわたり高野山に滞在し仏教および密教の思想面と実践面を勉強すると共に授戒・四度加行・伝法灌頂といった一人前の阿闍梨になるのに必要な修行や儀式を終え、その後は西国三十三所観音霊場の札所となっている大阪のお寺などでも修行致しました。そして、熊本に戻ってきて月輪寺を開き住職となってからも、一流伝授や梵字悉曇の伝授を受けるなど修行と勉強を続け、真言密教の僧侶としての研鑽を重ねております。

誰に対しても優しく接することが出来るお坊さん、人々の心身の苦しみを癒やすことが出来るお坊さんになれるよう頑張りたいと思います。